高圧ブラスト

2018年5月23日水曜日

第475話 BP600 圧力保持型 圧力開放型 兼用機


日本国内では直圧式ブラストタンクは圧力保持型が主流だが北米では圧力開放型がOSHA規格安全上で必須となっている。

・圧力保持型
ブラストタンクに研削材を投入しコンプレッサーのエアを投入後一旦圧力を保持してから、リモコンのスイッチをONにしてブラスト流を噴射する。研削材が無くなったら作業者が排気バルブを開けてブラストタンク内の圧縮エアーを廃棄しタンク内の圧力を大気圧と同じくしてから研削材を投入する。
・圧力保持型の長所
停止時にもタンク内に圧力が保持されているためリモコンスイッチのON・OFF反応性が良い。
・圧力保持型の短所
停止時にタンク内の圧力が保持されるため、例えば作業者などが休憩時に排気せず不在になった場合、何かの原因でリモコンスイッチがONになった場合やブラストタンク自体が横転した場合など危険である。研削材補給に対しても必ず窯番が張り付かなければならず複数台管理の場合は人手が必要である。







左が従来型 右が圧力保持型 圧力開放型 兼用機
圧力開放型



第474話 日本における今後のブラスト処理方法の設備と人 1

27年間このブラスト業界を見てきた。特に画期的なシステムや工法はいまだに表れていない。しいて言えば、レーザーブラストのみが斬新である。ただしレーザーを使用する方法をあえて”ブラスト処理”という名前に置き換えることは賛成できない。レーザーは原理が全く違い呼称に無理がある。
ブラスト処理は現在世界中の工業系の国であればどこでも普及し利用されている、簡単な処理方法である。この簡単さが良いのであり、難しくする必要は今後もない。
今後、日本においてブラスト処理が飛躍的に需要が高まることは考えにくい。逆に東南アジア、インドなどの方が伸びるだろう。特にインドは人口増、自動化の遅れなどからブラスト処理のメインとなる可能性は高い。ブラスト処理は自動化が遅れている国の方が伸びるのは必然である。
今後はインドも自動化が試みられるだろうが、日本よりは進むことはないだろう。
逆に、アジアにおいては日本ほど作業者によるブラスト処理が似つかわしくない国はないだろう。特に屋内でブラスト処理するためにブラストルームという設備をし、作業者が部屋の中で防護服に身を固めブラスト処理を行っている。下の動画だがどちらも私が計画し設備設計し納品して指導したものだが、一見差異はない。違いは納品国が違うだけだ。
しかし、平均して10倍近いコストの開きが出ている。特に作業者の1日のコストは30倍近く開いている。しかしブラスト処理された製品にはほとんど差異はない。ミャンマーにおいてはSa3に近い処理しか指導していないためだ。


              ↑日本のブラストルーム作業風景

             ↑ミャンマーのブラストルーム作業風景
         ↑ミャンマーのブラスト処理レベル まぁまぁ概ねできている。穴の部分や陰に近い部分はさらに指導していく必要はあるのと、品質の維持に関しての管理教育は必要であると思われるが、ブラスト処理自体は数人がかりで行うため早い。

続く・・・


2018年5月20日日曜日

第473話 海外でのチェックと打合せも終った。

最近、出張打合せは国内は滅多に行かないので海外の方が多くなった。私にとってはマレーシア+シンガポールの組み合わせは感覚的には岩手か広島くらいの感覚で北海道や九州行くよりは近い感覚だ。別に多忙自慢しているのではなく、全く逆でそれくらいどこか行くのが嫌で面倒臭いだけだ。若いころは海外だろうが、国内だろうがどこでも何日でも全く動じなかったが最近は違う。とにかく、嫌なのだ。飛行機で7.5時間くらいで出入国前後含めると13時間くらいかかる、マレーシアはこの2年間で行っている回数や滞在している日数は近場では静岡~大阪に行ってる回数より多いのだが、全くマレーシアのことはパンブラとホテル周辺しか知らない。もう、昔のように見たい知りたいの興味がわかないのだろう。シンガポールに関しては大阪よりも地理的には詳しいのだが、ようやく今回、美術館や博物館を見て周れた。とても素晴らしくきれいで重厚な作りに対して世界最大規模の現代アートを展示してある。東南アジアの現代アートは新鮮に感じた。NATIONAL GALLERY SINGAPORE 1 ST. ANDREW’S ROAD,SINGAPORE 178957は必見である。

今回の仕事は、通常打合せと納品予定物の指定寸法確認、情報交換という全く何もエキサイトする内容でもなく、このくらいの内容なら誰でもできるはずなのだが、実際は誰もできないのである。だから仕方なしに毎回、自分の上達しない下手くそな英語に自己嫌悪しながら情報交換するのだ。若いうちは全く気にしていなかったのだが、さすがに私のこの歳で下手くそな英語はありえない。英語なんて日本人でもできる奴はいくらでもいるのだが、仕事ができるとは限らない。通訳なんて論外だ。情報交換の最中にジョークを混ぜた話の賞味期限は1-2秒だ。さらに重要なのは日本語においてのコミニュケーション能力がなければ英語など論外である。私の場合、会議とかミーティングで情報は得ることは99%以上ない。そんな場所でお互い言う訳ないのである。ステーキ食べながらとか、コーヒー、お酒、夜に遊びに行った時や工場周りを退屈しのぎで歩いて雑談したりとか様々である。それを、記憶に焼き付けるのである。メモなど決して取らない。

今後の日本の若い技術者の中でこのブラスト業界でリーダーシップを取る人が現れるとしたらその人は確実に海外と交流しなければありえない。なので、やはりきちんとした英語は学ぶべきである。通訳翻訳機などは数十年はかかる。まともでない会話をタイムラグなしで通訳などあり得ないのだ。自分が言語AIマシーンとなるしかない。

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今回、日本のくだらないが、外人としては「えーっ?」と言う話。

今回、マレーシアでお酒飲みながら

私「毎回だけど、日本語と英語っていうのは、会話的には全く互換性ないよ、文字だけなら書いたり読めたりするやつは日本では沢山いるけど、会話ができる奴はほんとに少ない。私自身、長い間勉強してきたし、日本ほど英語の教育に金を使ってる国なんて世界にないよ。最近は自分の下手くそ英語に疲れてきたわ。」

ゲーリー「だろうな。以前テレビで日本語講座と言うのがあって興味本位で見てたけど、難しすぎるわ。タイ語とかマレー語はそれに比べれば簡単だから少しわかるけど日本語は難しい。特に表現方法が一通りでなく何通りもあるから複雑すぎる。」

私「そうだよ、英語ならYOUで終わりなのに、きみ、あなた、おまえ、きさま、あんた...とか、敬語も複雑だ。仕事する日本人なら大抵は6-10年以上英語教育受けているのだが、ほとんどがノースピークイングリッシュだよ。日本語自体が互換性がなさすぎるんだよ。発音に関しても。」

ゲーリー「まぁ、そうだな。ロシア語とアラブ語の連中も日本語ほどではないが難しくて機械翻訳がでなんとか役に立つレベルだし。ここのマレーシア人は英国が統治してた時代の年代の人が完ぺきな英語を話すから私の様なオーストラリア人も何も困らないよ。前回、日本に行ったときはびっくりしたよ。メニュー一つ読めないし行先一つ分からないし。」

途中省略

私「だから、最近はどこの田舎町に行っても英会話教室があるんだよ。日本は介護ビジネスと英会話ビジネスが儲かるんだよ。私はそんなもの興味がないからやらないんだけど。英会話ビジネスは外人にとってはいいと思うよ。日本人相手に英語話せばいいんだから簡単じゃん。引く手あまただし。ゲーリーさんも会社辞めてやることなかったら日本で住んだらいいんだよ。金は稼げるよ」

ゲーリー「そんな、英会話教室なんてつまらないじゃん、興味ないよ。」

私「確かにつまらないよ。下手くそな英語しゃべる日本人相手に笑顔で会話するんだから。でもね、日本では見た目がコーカジアンなら英語できると思われるんで、ドイツ人やロシア人やイタリア人が英語を堂々と教えてるんだぜ。最近は外人人手不足でフィリピンやマレーシアや中国人まで英語教えているし。 途中省略
だから、イギリス人、アメリカ人、カナダ人、オーストラリア人のコーカジアンは大人気だよ。」

ゲーリー「えっ~!マジに?考えようかなぁ・・・(笑)」

私「あ~でも、日本で住むには日本語のハードルがあるから大変だよ。まぁ、私らが居れば大丈夫だけど単独だと慣れるのに少し大変だろうね。」

ゲーリー「いやぁ、やっと今住んでるビーチの近くの家が理想通りで満足してるから、暫くはないかなぁ」

私「ところで、今回から、だいぶ値上げする通知来たけどなんで?」

ゲーリー「あ~最も説明するのが嫌で申し訳ない話なんだけど、中国のアルミ鋳造系が特にコストが急上昇してアルミまで価格が上がったからなんだよ。」

私「なんで、中国のアルミが突然値段が上がったの?」

ゲーリー「公害対策を政府が突然強制し始めて、未対策の工場を閉鎖する動きを始めた結果、膨大な公害対策を工場に設備投資し始めた結果、コストに跳ね返ったんだ。だから、部品の調達コストが上昇して抑えきれなくなって今回の価格改正になってしまった。納期もだから掛かってしまってるんだ。その辺のところ理解して欲しい。アメリカ人のディストリビューターにも説明したらブチ切れてたけど2週間したら自分で調査したら本当だったんで了承してもらった。」

途中省略

私「なるほどね、中国も環境について考え始めてるんだ。日本も昔は酷かったけど今は川に魚が住めるくらいキレイになってるし、日本にPM2.5がもろに飛来してくるのが収まればいいけど、結局その費用は我々が出すことになるのかぁ・・・」

ゲーリー「まぁ、中国自体今後コストが更に上昇するだろうなぁ。」
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今回、シンガポールで夕飯食べながら

私「ところで、君は前の職は何をやってたの?塗料会社にいたのは聞いたけど」

デイブ「僕?あれ?言わなかったでしたっけ?コーテイングインスペクターですよ。」

私「レベルは?2?3?」

デイブ「3ですよ。色々な塗料会社に所属しました。日本の****もね。だから日本に行ったことあるんですよ」

私「ここのステーキうまいなぁ・・・タイガービア追加で飲みたいから、ヨロしく」
途中省略

私「日本はインスペクター制度が無いから、塗料会社の立場は弱いよ。造船は仕方なしにNACEやってるけど応募してもすぐ予約埋まるし、レベル3は結構大変だよ。年に1回か2回で会場は2か所しかないし。」(適当に言ってる事もある、私自身SSPCは興味があるがNACEには興味がないため)

デイブ「NACEのコーテイングインスペクターの資格は簡単ですよ。私はオーストラリアで取得した後、オーストラリアの塗料会社で勤めていた。毎月講習、テストあるし5日間座学で屋外は1日だし、自分の経験を論じればいいだけだし。むしろ、その後の方の実戦の経験の方が大変ですがね。オーストラリアだと日本人の場合、英語の壁があるから最後の論述プレゼン部分が大変だろうな。」*論述プレゼンは専門知識を表現するために英検の1級よりは難しい

デイブ「でも、日本なんかにインスペクターなんて必要ないじゃないですか。塗料もいいし、下地処理の品質も悪くないでしょ。世界が認める工業国なんだから」

私「実はそこなんだよ、違うんだよな。日本は変わってきてるんだよ。今後も移民は受け入れないし、日本は単一民族の仏教なんでいいんだけど、いい加減な奴も増えてきてるんだよ。きちんとやらないやつが増えてきたんだよ。だから、今はそうでなくても未来的にはブラストは自動化していくしかいずれにおいても道はないし、日本らしいと言えばそういう方法しかないわけなんだよな。」

デイブ「なるほどね。だからロボットかぁ、アジアでブラストロボット買うなんて日本しかないよ。次に見込みがあるのは中国かなぁ」

私「中国?韓国じゃなくて?中国自体、ブラスト装置のコピーマーケットじゃん。人口多いしロボット買う人いるんだ?」

デイブ「確かにコピーは多いけど、工業生産自体の人件費コストが上がってきていて自動化しないといけなくなってきているのと、公害対策も進んできている。とにかく、中国マーケットは巨大なので、全員がコピー品を使う訳でなく品質のいい正規品を求めるユーザーもいますよ。ロボットなんかはコピーできないから大丈夫です、ただし、日本の場合と違って次にというだけでまだ先で研究機関がトライすればの話です。」

私「なるほどね。中国は広いからなぁ・・・」

以下省略
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いつも通りの、再来月に納品する標準型2台ブラストタンク用循環式ブラストルーム用選別機。
今回は地下と地上で2台使う。シュート部分を改造してあるのと標準機だがモーターなど仕様と違ったり、シャフトの軸のズレにより振動が出てないか、運転確認している。こちらから「行くよ」というと納期が早まる効果もある。
日本のブラストルームは何をやっても世界で一番コストがかかっている。仕方ないのだが、若い人が誰もやりたくない汚い仕事なのに、金額だけは敷居が高い。できるだけ安く提供し、この仕事が日本から無くならないようになればいいと思う。





スチールグリッド2トン入る、このくらいが小型ルームとしては使いやすい。
ツインカートリッジフィルター30m3/min
でその全てを選別機のグリッドの粉塵回収に使うため強力だ。

2018年5月14日月曜日

第472話 明日からマレーシア~シンガポールへ打合せ

明日からまたマレーシア~シンガポールへ打ち合わせに行く。
シンガポールに関しては大阪に行くより回数が多く慣れてしまった。
シンガポールに寄らないと逆に落ち着かない程だ。これと言って好きな点があるわけではないのだが、ビジネスの視点では私の人生はシンガポールに単身、無計画、インターネット無、携帯無の行き当たりばったり状態で1999年に行った時からが大きな転換が始まったと言える。もし、あの時行ってなかったと思うと今頃どうなってかと思うとゾッとする。
とにかく、アメリカよりは私を快く出迎えてくれた国であることは間違いなく、シンガポールの日系及び海外企業に感謝する。まぁ、今ではシンガポールの企業と言えばパンブラがマレーシアへ移転したおかげでクレムコくらいしかなくなり、日系企業とは付き合いは無くなったので挨拶も楽になった。今回は土曜日までかかるので美術館でも観てくることにする。

2018年5月6日日曜日

第471話 AI型ブラストロボットの条件データの蓄積方法と今後の業者の在り方

AI型ブラストロボットというものは勝手に今後生まれてくるわけではない。
特にニッチなブラスト産業などはデータ数が少なく今後もかなりの時間を要するだろう。
しかし、今この分野に頭を突っ込む前の顔ぐらいは見せておかなければ、今後海外から相手にされなくなる。今まではブラスト処理に関する科学的な研究はそれほどなされていなかった。ブラスト処理後の表面の状態と後工程の研究はなされていたが、例えば研削材種類、投射速度、混合比、ノズル、角度、距離、処理速度、圧力などのデータすら存在しない。
AI型ブラストロボットにデータを蓄積する際に、このくらいを最低自律判断できなければわざわざ、ロボットに置き換える意味がない。
現在の技術ですでに上記の条件を可変させることは可能だ。一般的には作業者が「勘」でやってる。その後ブラスト装置の条件が固定で、作業者は角度、距離、処理速度を変化させて目視により判断している。
例えば上記のような、よくあるタンク容器内のブラスト処理で閉鎖されているためマンホールから作業者が入り込みブラスト処理するため、粉塵がひどく視界が全く働かない。送気用のダクトをマンホールに突っ込むが気休めにしかならない。20年前くらいに私の知り合いの業者にこの仕事を紹介して200基以上処理してかなり利益を出したようだが最後はタンク内の臭いと体中が痛いのと閉鎖空間での作業が嫌になって止めてしまった。その後、臨時の作業者にやらせてたそうだが品質が維持できずに最後はあきらめてしまった。
この手の仕事は1日1個できれば御の字なのだが、365日休まずやれる人はいない。
現状として、タンク内で乱射するしかない。なので粉塵が収まってから何度も検査しては再ブラストさせる。私がスチールグリッドを勧めたが研削材は珪砂(当時は問題なかった)を使用する事に決まっていた。理由は「処理面が白くなるので検査が通過しやすい」という事だった。夏場はとにかく暑いので検査官も入りたがらない。
こんな環境中でSa3処理が指定されていた。そもそも、人間ではできない作業なのである。結果的には容器は期限を設定して使い捨てになったのだろうが、莫大な買い替え費を強いられているため活気がなくなった。

上記のケースをアルファ1ブラストロボットに置き換えてみた場合はどうか?
会社の担当もしくはオーナーのマインドによるが、かなり業務形態は変わる。
人間というものはとにかく繊細にできているため、環境に弱いがロボットは臭い、疲れ、休憩、粉塵、お金、ケガ・・・など一切かかわりがない人事管理が無くなる。
しかし、ロボットの場合は現場任せと言う考え方は存在しない。
一つ一つの仕事の重さが変わるのだ。今まで意識せずにブラストホースの捻じれを作業者は滑らせることで解消していたがロボットは教えてやらないといけない。ブラストノズルすら自分から掴むことはまだ、アルファ1ブラストロボットではできない。
移動に関しても自分で歩けないため設置してやるか移動台車に載せて移動させてやる。
移動に関しても人間の手助けが必要だ。過酷な環境の中でブラスト処理をアルファ1ブラストロボットにさせている間に人間は次の方法を考えなければならない。
ブラスト条件に関しても一回一回が重要なデータとなる。シュミレーション機能があるため結果から次のブラスト処理方法を検討する。この様にしてデータを蓄積して強い人工で能へと移管して行く業務内容となる。とてつもなく膨大で地味な作業となるが無駄にはならない。ロボットの管理は難しい事でもない。人間の管理の方が難しい。


IT関連に現在、若い技術者が奪われ我々の様な一見すると時代遅れで汚いイメージしかない業種に集まらない。そのため、国内ブラスト業界には技術者のボトルネックが発生しており確実に以前よりレベルが下がっている。何もしなければブラスト技術的には10年以内に壊滅するだろう。私自身も以前のままなら全く興味も面白さも何もないので若い技術者を引き込もうとは思わない。作業者によるブラストのコスト及び品質の優位性に関しては昨年にミャンマーにブラストルームを納品した時点で結論が出ている。http://highblast.blogspot.jp/2017/09/445-2.html
アップカミングな国に対してはどうあがいても勝てない。

であれば、日本らしさでブラストで勝負するとなれば緻密なデータ蓄積によるブラストしかないのではないか?日本国内のブラスト処理ロボットデータの共有解析などが業者間の在り方となる。日本人ならスマホくらい誰でも使えるのだからブラスト処理ロボットなどが難しい訳ではない。なにはともあれ、若い有能な考える技術者をこの業界に引き戻さねなければいずれにしてもAIロボット云々の前に壊滅するだろう。