高圧ブラスト

2020年7月11日土曜日

2020.07.11 今年の防錆学校の私の分担の講義内容と防錆技術について(物理的機械的素地調整方法 東京会場)

最近ようやく、部品の受注も元に戻り、お客さんもぼちぼちデモをやったり打ち合わせの依頼も増えてきていい感じになってきました。マスクしながらなので息苦しいですが。
海外とのやり取りは、以前の2倍以上で彼らも外に出れない分応対が早くなってますね。
工場内のブラストの仕事はあまり人と接することが無いのと弊社のヘルメット型防塵面には呼吸用フィルターが装着できるので比較的ウイルスに対して効果があるのかもしれません。とにかく、ヘルメット型防塵面とフィルターの注文が増えて海外の方も生産が追い付かないようです。

 さて本題ですが、 今年で東北大震災以降10年目になりますが、担当し続けた日本防錆技術協会での防錆学校の講義用テキストとパワポを編集しています。毎年、忙しくても内容は変えていたのですが、誤字が残ったままや、そもそも講義内容が退屈であることに気づいて大幅に変えることにしました。この半年間、毎日Youtubeで数学と統計と歴史の解説を見てきましたが彼らが実にうまく説明しているのに驚愕と感心しました。テンポがいいのは当然ですがほとんどの方は画面を固定し小型のホワイトボード一枚で勝負しています。私は普段はパワポは絶対に使いません、昔ながらの黒板とチョークなのですが、防錆学校ではパワポを使わないと教室の後ろの人が見えませんし、動画を組み込むために必須です。しかし、あまりにパワポが便利なので通常の3-5倍も情報を組み込んでしまい受講者にとっては退屈なんだろうとわかりました。さすがに10年もやってればわかります。そもそも、知らないから,わからないから受講しに来ている人に難しいことや、自分の成果を交えた話に需要があるとは思えません。運営の方から、毎年受講者は増えているのにテスト結果は下がっていると報告があり、「え~そんなことはないだろう?10年前に比べてかなり簡単な話しかしてないのに」と思ってました。
理論的な話は全部最近カットして、「これはテストに出ます的」なつまらないことも盛り込むようにしたりしていました。
しかし、それは間違いで原因は情報が多すぎたことです。通常40時間以上のいわゆる大学でいう前期+後期課程を 100分前後の枠で説明し、理解させるのは無理だったのです。
なので、今年はパワポの講義枚数を従来のを1/5にしました。ほとんどを資料に回して家に帰ってから眺めるように構成を変えました。半面、素地調整の判定方法の系統に今までの倍の時間を充てることにしました。

この数年間、この業界を見ている中で素地調整の重要性や表面粗さのことを持ち出す人が多い反面、意味を理解している人がほとんどいないことが解ってきました。私自身もブラスト処理後の表面粗さの形成については理解していますが、その後塗料や溶射被膜がどのように密着するのかという完ぺきな理論は知りませんし聞いたことがありません。おそらくごく一部の人しか知らないのだと思います。しかし、ほとんどの研究者、現場での管理者は一様に 「下地は重要だ、ブラストをきちんとしてれば良い」だけを声明します。結果、奇妙な仕様が出来上がり、解らない者同士が間違った答えをお互い間違えているので正解と思いこんでしまう節があります。その辺のところを修正するための意味を説明する予定です。
特に表面粗さ計の使い方とサンプル作成方法は正しいやり方を見たことをやっている人を1度以外見たことがありません。その人は私と同じく現状のやり方に疑問を持っている人なので行き着く先は同じでした。それ以外は、私の指導後に正しく理解しているので問題はないです。
実例として、まず問題外なのは

私のところに相談が来るのが、

・「ブラスト工程仕様書にブラスト処理後 粗さ指定があって15ミクロンと書いてあるんですがどうすればいいのか?」・・・①

 こんな、東大の数学入試問題より正解率が少ない質問に即答しなければならないのです。
さすがに、私もこのような同じ問題を何十年も解いているので正解を出せますが。正確に解答用紙を用意すれば数枚のレポートになるでしょう。

どこかの超世界的な会社の入社試験問題に

「 昨日は美人が10人通過しました。本日、弊社の前を通過する美人は何人ですか?」

 という問題を理論的に数枚のレポートと1時間?でプレゼン含めて解答する問題がありました。ベイズ推論を使うのが正解らしいですが、私の場合はベイズ推論ではなくすべての語句から総当たりパターンで回答するか、質問します。仕事の場合なら面倒臭いので「ちゃんと、仕様書のコピーをください」で終わらせます。その後、仕様書に書いていない点を担当者に聞かせるのですが、ほとんどが仕様書作った人もそんなことまで知らないという落ちが多いのですが。

そもそも、最後の

「~ どうすればよいか?」・・・①の最後

が難問のレベルを更にあげています。

 「不明な点は相手先の担当者と打合せした結果~という設定にしましたが、設定どおりブラスト処理して達成可能でしょうか?」・・・②

なら普通の問題レベルとなります。

ようするに①の質問者、もしくは施工担当者が全く理解していない人に回答しても、意味を無さ無いわけです。15ミクロンと言われてもRz、Ra、RzJIS、…ブラストの条件を含めて数千通りある組み合わせの中で総当たり数で答えが存在します。ベイズ推論ではなく経験則でたぶんこんなことが言いたいのだろう?どうせ仕様書を作成した人も知らないのだろう?ということで考えます。なぜこんなことになるのか?それは、正解はあるのだが本にも書いてないし専門書はないしインターネットで世界中探してもズバリは書いてないからです。情報量が圧倒的に少ないからです。Youtubeで見るような優秀な技術者や研究者はもっと難しい分野で活躍しているので、接点はないです。
なので、
私の講義の受講者だけでも②の質問者へ変えさせたいと思います。

現状は恐ろしいことに

・表面粗さ計は持ってるが、使い方がよくわからない。正しいか間違っているか?ⓐ
 ・表面粗さ計を持っていないのに粗さ指定が入ってる仕事を請け負っている。ⓑ
 ・表面粗さ計の使い方はわからないが、持っているフリをしている。©
・面倒臭いことは俺達には関係ない俺達が一番ちゃんとしてるから大丈夫だ。ⓓ
・誰も知らないんだから、そんな事を流布するな。ちゃんとやらない方がいいんだ。ⓔ

この5項目は実例ですが、ⓐの人たちはポイントさえわかれば大丈夫。
ⓑ©は補償問題で賠償請求で揉める。将来性はない。
ⓓⓔ が当たり前ならますます、まともな人は来なくなる。私が言いたいのは知識者がさじ加減するのと無知識者がさじ加減するのとは 結果が大きく変わるからである。
特にⓓがこの業界にずば抜けて一番多いパターンである。ⓓに関しては他人から見れば私もⓓに分類されるのだろうとは思う。
確かに私もくだらない説明をするのが面倒くさいのでⓓに近いが少なくとも説明はできる。ただし、無料で説明するのが時間の無駄だからやめただけである。
現段階でもISO8501-1とSSPCのSP5~の比較説明および理由などや達成に関しては自信がある。


一番危険なのは、ⓔである。ⓔは業者ではなく偏った知識者?に存在した。

ⓔは根絶しなければならない。







 











































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