最近、ブラスト及び重防食関係の仕事に関わっている人の中で、
本気で「除せい(錆)度」を知らない人がいる事に絶望を感じる。
知っている側からすれば、驚愕なので何も言えない。
私は1~10までの数を知りませんが、偏微分方程式の解は自分なりに解答を出せると言っているようなもので、アルファベットは書くことも読むことも解りませんが、ハリウッドの映画を全部字幕なしで理解しています、と言って感想を述べているようなものだ。
除せい度とは、当然のごとくブラスト処理度合いを指す訳で
ISO8501-1に記載されている通りのことだが、詳しいことを暗記しろという意味ではなく
読んで字のごとく錆を除いた度合いを言っているのに
反対の意味の錆びた具合を言っている人がまぁまぁ居るということなのだ。
この人たちが現場で管理者になっている場合があるので恐ろしい。
海外ではありえないことだ。
ここまで来るともはや、絶望しか感じない。
専門職教育とは難しいと感じた。