高圧ブラスト

2019年1月19日土曜日

2019.01.19 小物部品のビジュアルサーチからのブラスト処理Sa3テスト成功

アルファ1のアルゴリズムからすると、小さな部品のブラストは苦手でキャビネット型装置で手作業及び自動ブラスト機で処理できるものは苦手であるので、あえてその小物部品ばかりテスト実験している。セーバー社からは再三のメールやり取りで、呆れられているが、細かいものの集積が大きい物の処理なのだからこちらの言い分が正しいはずだ。
人の代わりという概念ではなく人より上のブラスト処理を目指しているのだが、どうも人のブラストの代わりくらいに考えているようで人が一人でやるところを数台でカバーしてもいいだろうという言い分なのだろう。確かにブラストをする人がもはや、居なくなっている世界では、アルファ1ロボット3台=人1名くらいでも成り立つのだろうが日本はまだまだ、ブラスト人工賃が安い。きちんとしたブラスト処理が日本で当たり前になれば、現在のブラスト工賃ではとてもじゃないが達成できないため誰もブラスト処理などやらなくなる。そういう結果を諸外国*)は既に経験済みで現在進行形なのでブラスト処理ができなくなっているのだろう。(*アメリカは除く)
関東アスコン2019.01.19

2019年1月16日水曜日

2019.01.16 ビジュアルサーチ テスト 感想

小物部品へのビジュアルサーチングをアルファ1にさせて自らブラスト計画を立てさせた。オーバーラップをさせずに置台と対象ワークを判別することの精度も出てきた。
自己プログラム生成時間は3分程度までになってきた。
図面データ無しとしては、最速である。(株)関東アスコン AI型ブラストロボット
要するに人がプログラムで悩む事も、汚いブラスト作業もしなくてよいのである。
但し、ロボットのお世話は、しなければならない。
昨年キャビネット型のブラスト装置を処分してしまい、私はこの1年間は全くブラストというものを自らの手にノズルを持ってやっていない。
さすがに、仕事とは関係ない錆びた溶接部品などの小物部品くらいは自分の手でやりたいのでパンブラから輸入することにするが、今後も防塵面を被りNo.6ノズル以上を手にしてブラストすることは人生においてほとんど無い。
将来的にはブラスト処理は趣味や手直しとしての工具としては人が使い続けると思うが、毎日連続で処理するものとしてのブラスト処理は人がやることは無くなるといえる。
個人が持っている感覚的な経験はあまり役に立たず、研削材、粗さ値、圧力、ノズルなどのデータが意味を成してくる。早い遅い、上手い下手は全く意味がないのは現在の時点で証明された。むしろ、I/Oやパソコンの処理速度やアルゴリズム、センサーの精度が重要である。但し、以前の自動ブラスト装置でいうところの制御方法とも違うが共有することも多いので電気制御屋と設計屋の需要は高まる。若い人たちは、諦めずに機械設計や電気制御の関係に仕事に就くことを薦める。地味だが必ず将来は安定した収入を得る事ができる。楽な方向に逃げてはいけない。資格も重要だが自らの頭を使い論理的に計算し、結果を導くことが重要で、大学生なら文系理系問わず電気・機械制御屋になることだ。システムエンジニアの事ではないので誤解してはいけない。
今後は工場内ブラスト及び塗装は下請けも含めて変化してくる。野良打ちのブラストも徐々に移行してくる。そもそも現在の時点で本気でブラスト作業者を目指す若者が世界でいるとは思えない。アメリカ以外のヨーロッパ、オーストラリアではすでに屋外ブラスト作業自体が有害な粉塵にさらされるため忌み嫌う作業になっておりやる人がさっぱり集まらないらしい。