高圧ブラスト

2018年12月12日水曜日

2018.12.11 (株)関東アスコンにて自己生成プログラムにより自動ブラスト成功

ガラス部は窓、ランプ類は自動でブラスト処理しないと判断した。
自己生成中にブラスト処理をしない箇所も選択できた。
全く3Dデータも用意せずに位置も適当に置いたが約10分ほどでブラスト処理(疑似ランプ)で開始した。30分ほどのヘビーブラストから10分ほどのライトブラストの選択も可能だった。当然なことだが人がブラストするよりは丁寧にブラスト処理軌跡を作成したのと、再現性があるため何度でも同様にブラストができる。タイヤの部分をブラストしたくなければ除外できるのも簡単だ。













2018年11月16日金曜日

2018.12.05 BP600改造方法 アルティメットバルブ編 

研削材の正確な混合比をフィードバック制御しながら吐出する。BP600に適応がベストなのでアルファ1ブラストロボットに連動させて全く無人でブラスト処理は行われ、すべてのブラスト処理履歴と再現性は残される。
関東アスコンは日本語表示にこだわる。英語表記はAI型アルファ1ブラストも含めて極力避ける、なので日本語パッチはかならず行う。バージョンアップも常にリリースできる環境にする。


試作制御盤 この一台で研削材の混合比やエアーブロー、空気吐出時間を可変できるようにした。当然アルファ1ブラストに連動するので完璧に制御できる世界で唯一のAI型ブラストロボットが関東アスコンに誕生した。

100V ACのコンセントを埋め込みにすることにより、コードの絡みを気にせずカバン感覚で持ち運びできる。





2018年11月13日火曜日

テスト用BP600の改造方法 トンプソン型バルブ編 1

最近はアルファ1ブラストロボットでテストを週に何回も行っているのでブラストタンクBP600のテスト機を頻繁に使用しているだが、このテスト機は5年前の1号機で配管を何度となく改造してきた。今回はパンブラ製のトンプソン型バルブに関しては開度をミリ単位で決定する事と再現性をしやすくするために改造した。ついでに配管回りもバラしやすくした。関東アスコンでは両方扱っているがパンブラのトンプソン型バルブは本家のトンプソンバルブと違い頻繁に小さなモデルチェンジが行われており、年式により回転ノブの見た目の開度が変わる。論文でも書く予定がないのなら全く心配ないのだが、今後私の場合、アルファ1ブラストロボットと連動した素地調整の論文を何点か発表する際に重要な点となるためリアル開度をミリで記録できるように改造した。
とはいっても、ヘッド部をはずし、M16ミリネジにタップし直しと全ネジ100mmボルトを入れ開度ゼロをロックナットし、ノギスで管理できるようにしただけである。
開け閉めはインパクトドライバーに24頭を使い、軽く弱く回し調整するだけである。
手で回さなくて良いので楽なので、現場でも結構使えるかもしれない。

アルファ1ブラストロボットからの信号で自動流量調整するためには、エンコーダーとサーボモータをヘッドに装着すればよいだけなので、特に新規設計しなくてよいのが利点だ。



2018年10月26日金曜日

エアー駆動式 アフタークーラー 高圧100Hpコンプレッサー用 

関東アスコン オリジナル アフタークーラー(OEM)

エア―モーターによる冷却ファンを採用
イギリス製 VANAIRの最強組み合わせ。
常用1.5Mpaまでは余裕で対応する。
セットアップはシンガポール及びマレーシアで行うため
湿度のテストはバッチリである。

世界中、この組み合わせ(VANAIR)が王道でこれ以外はありえない。

ブラスト用のコンプレッサに冷凍式エアードライヤーはすぐ壊れて使い物にならない。
世界中でブラスト用に冷凍式エアードライヤーを使ってる国は無い。
アフタークーラーを採用している。
理由は高圧でも壊れないのと、確実に空気温度を下げドレン除去ができるためである。
国内の現場で使っている冷凍式エアードライヤーはほとんどが調子悪い。
冷蔵庫を現場でクレーンで吊り上げて移動したり乱暴に扱われているようなものなので
壊れない方が不思議だ。海外では誰も採用しない。
特にエアードライヤーを単品でアフタークーラーなしで使用しているのは論外である。



簡単に理論的に説明すると
通常エアードライヤーにはアフタークーラーで冷却(常温(その時の大気温度)が理想)した後、通すのが鉄則である。しかし、実際の屋外現場では誰もやっていない。コンプレッサー内蔵型は室内が高温になるため、アフタークーラー+エアードライヤーの効果が弱く配置に無理があるため、付いてないよりはマシ程度である。
一番いいのは、例えば、エンジンコンプレッサー(アフタークーラー内蔵型が良い)
+アフタークーラー+空気タンク+ドレンセパレーターがブラスト装置には向いている。


ブラストタンクに組み込んだ例

屋外で使用中の現場 電気式では無いので故障に対して強い。

空気タンク+ドレンセパレーター+アフタークーラー


エアーブラストにおいては、例えば他の制御機器や医療機器のように除湿率99%~を全く求めていないことが前提であること。冷凍式エアードライヤーはその点がまずエアーブラス用ではない。次に関東アスコンでの製品を例にとれば、まず空気を1.0MPaに圧縮した時点で空気温度を20度とした場合、加圧露点で-13.5度となるので水がじゃぶじゃぶ状態であること。実際的には、コンプレッサーにより加圧された圧縮空気の温度が上昇しているのでその時の大気圧温度まで下げれば、除湿率90%となる。冷凍式エアードライヤーは更に空気温度を下げるために圧縮気化冷媒を使うのだが冷蔵庫と同じで装置なので故障しやすい。現場でクレーンでぶつけたり横倒ししたり、ゴミを吸わせて耐えうる製品ではない。また更に、アフタークーラーで入気空気温度を10度下げた場合とエアードライヤーで20度下げた場合の除湿率の差は5-7%しか変わらない。以上のことにより、1.0MPa以上の圧力にも耐え、屋外に雨ざらしでも故障しない関東アスコンのアフタークーラーの方が高圧ブラスト用には向いている。







簡易研削材回収選別機 














2018年10月21日日曜日

ビッグサイト 洗浄展 弊社ブースに、ご来場ありがとうございました。

今回は、展示期間中の写真を撮影できなかったので準備中の写真です。

洗浄展なので、テーマとしては規格である、モイスチュアブラスト機を紹介していたのですが、ご来展頂いた方の中のほとんどの方がアルファ1ブラストロボットに興味があるということで、告知はしてなかったのですがその説明に追われることになりました。
まだ、日本に上陸して2か月、たいして宣伝はしていないのですが反響の多さに驚いています。最終日は急遽、シュミレーターのミニデモを行いました。





2018年10月7日日曜日

ようやく、国内初の自律型アルファ1ブラストロボットがフルパワーブラストで稼働しました。

←詳しくは(株)関東アスコンのブログの方を見てください。

今後、労働環境の改善強化の傾向が日本国内だけでなく世界的に強くなっています。
今後、粉塵に関する作業環境測定をB測定をした場合、ブラストルーム内作業においては集塵機の強化などでは追いつきません。かといって、日本国内では海外のようにブラスト処理専用ヘルメット型防塵面や、ブラスト用吸気フィルターが認可されておらず、対応方法が明確ではありません。
従って、今後さらにこのような基準測定規定が厳しくなることはあっても緩和されることは決してありません。近い将来、日本国内で作業者によるブラスト作業は公ではできなくなる可能性があります。(*詳しくは、管轄の労働安全基準監督署に相談してみてください。)

粉塵発生源であり、ブラスト処理により剥離された有害物質に、作業者が晒されることが良いはずがあるわけがないので作業環境測定の基準値が厳しくなるのは当然の流れだと思います。

海外のブラスト業の仲間と話すと、移民は多いが移民にブラストをさせても中々、品質の安定化ができないらしく困っているらしく、長くは「させられない」と結論が出ていました。日本では最近、東南アジアからの研修生にさせているところが多いですが、いずれ自国に帰ってしまい、また振り出しに数年後は戻ることは確実です。以前は中東系が多かった時期や中国系が多かった時もありましたが、自分の国の方が安定するか、もっと景気のいい国に行くのは当然です。そして、日本には何も残らないどころか、以前と同じ事すらできなくなるのです。28年間この業界を見てきた中で、28年前より格段にブラスト技術が良くなっている点はほとんどなく、海外から輸入した部品などが進化している以外、そのままか、退化したものばかりです。工法論的にも以前より参加技術者が激減したおかげで、レベルもかなり下がっています。

こうなると、最終的に次世代につなぐ方法はデータ相伝しかなく
唯一の日本らしい解決策としては、機械やロボットにやらせるしかないと私は思います。この方法なら少なくとも、10-20年後であっても更に進化や、ビッグデータとしても残せます。

ブラストルーム内の作業は作業者がやるのではなく、AI型ロボットの
アルファ1ブラストロボットにやらせる時代が来ました。