高圧ブラスト

2016年11月9日水曜日

ISO/TC35/SC12 委員会の中でのフェロニッケル系スラグテスト

先日、某フェロニッケルスラグ研削材メーカーの工場にて、ISO/TC35/SC12委員の有志で
最後の塗料密着度の試験を行った。当然、この後6か月間結果が出るまでかかるのだが、
足掛け3年を経過してようやく、研削材としての性能評価が終わる。
間抜けな話としては、すでに現場で使われ過ぎているので、今さら調査してどうかなと思うものもあるのだが、この「儀式」を通過しない研削材は決して国内流通などしてはいけない原則があるのだ。それがいつの間にか忘れられていて勝手な研削材を使っていたのだからしょうがないのだ。

いずれにしても、私が判断する限り、ブラスト条件は当然、国際標準型の関東アスコン製の機器でブラスト条件を出したので完璧に海外で通用する。
ISO、JIS基準で塗料密着耐久試験も行うので、各社の研削材の性能がはっきりする。

国内では当然初めてのテストであり、ようやく私も「やっと、スタート地点かぁ~」となれる。
ここまで誘導すれば、後はバトンタッチできるので荷は降ろしたようなものだが。

この結果をすべて携えてなら、

来年のベルリンでのISO会議も恥ずかしい提案になることもない。
3年前のリベンジだ。欧州勢に極東アジアにおける日本の意地を見せたいところだ。
今度のドイツ・ベルリンでの会議は私も参戦したい。