高圧ブラスト

2017年5月1日月曜日

吸引機付きトラックかルーツブロア型回収機をトラックに積載した方ががいいのか

新車で約2500万円前後
 現場でのブラストにおける比較

日本の場合、上の写真のような吸引機付きトラックは、道路交通法上制約がある。
特に、吸引した研削材の重量に注意しなければならない。
能力的にはだいたいルーツブロア型回収機の37kw相当であるので、中クラスである。
メリットは、エンジンの動力を回収機に転用するため、エンジン発電機などが省略できる。
デメリットは高価であり、車検などの維持費がかかる点である。
ルーツブロア型回収機同クラス37kw 1000万前後
トラックに積載した状態、これ以外に別の車でエンジン発電機が必要
新車、新品購入での比較なら

圧倒的にルーツブロア式回収機を購入して、トラックに積載したほうが良い。吸引力も自分で選べる。コスト面は同額での比較ならなおさらである。

レンタルでの比較なら

日本にはレンタル業が盛んであるため、吸引機付きトラックの球数は少ないが作業請負でやってくれる業者がある。手配できるなら圧倒的にレンタルは有利だ。相場はオペレーター付きで10万円くらいであり、産廃処理まで請け負ってくれるケースもある。
ただし、研削材を循環して再使用する場合は前もって言わなければならない。
ルーツブロア型回収機のレンタルは国内では聞いたことがない。
レンタルや請負のコストが低いのでビジネスとして成立しないのかもしれない。
日本のレンタル費は整備がきちんとしている割には安いのだ。
特にエンジンコンプレッサーなどは安い。

中古での比較なら

どちらも、良い掘り出し物があればいいのだが、なかなか無いと思う。
中古で検討するなら、新品のルーツブロア型回収機を購入したほうが断然よい。

トータル的に何が一番良いのか?

結論的には
条件:現場で1時間にスチールグリッドを3-5トン回収するとする。
  *能力欄に大抵10トンとか記載されているのは、瞬間回収量であり、実測ではない。


1)新品のルーツブロア型回収機90kw以上を購入する。
2)中古の14トン積載できる大型トラックを購入する。
3)エンジン発電機はレンタルする。

この選択がベターである。