高圧ブラスト

2018年4月19日木曜日

469話 国際的に資料として使えるブラスト条件を記載した重防食系論文

昨年の内容なのだがようやく、先月に防錆管理 Vol.62,No4,2018 P126~(日本防錆技術協会)
に国際標準的に読んで参考になり、再現性のあるブラスト処理条件を記載した記事が記載された。紙面の都合上、ブラスト条件ばかり記載できないのと本目的がブラスト処理方法ではないので表ではなく列記しただけであるが写真を含め再現性の条件にこだわった。塗料の密着度や耐久性のテストに関してはJISに合わせた国際的な試験方法を試験場で行うために国際的翻訳した場合には問題は無いが、国内の記事のブラスト処理条件はほとんどの場合、話にならないほどいい加減すぎて使えない論文が多すぎるため記載した。
例えば論文もしくは記事中に”サンドブラスト処理”と記載した瞬間に国際的にはその試験片及び記事もしくは論文内容は使えない。主執筆者が無知識で条件がいい加減であることをさらしているからである。その他も、”ブラスト処理された試験片を・・・”などと言うように突如として試験片が発生してきたり、”Sa2.5処理の試験片を・・・”この時点でもだいぶましだが、研削材は?圧力は?メタリングの混合比は?ブラストノズルの空気速度は音速超えてますか?・・・まだまだある。
「そんなもの、いちいち記事に載せられない」という人がいるが「では、再現性は?」と聞くと「Sa2.5だから、大丈夫でしょ?規格なんだし」で意見は平行線である。
私からすればその「Sa2.5」自体が疑わしいのであってそれこそ、あなたの「Sa2.5」と私の「Sa2.5」は違うのであって私の「Sa2.5」は表面粗さ値からプロファィル、試験片の残留粒子まで再現性があるのである。興味のある方は下記を参照してください。