高圧ブラスト

2019年1月16日水曜日

2019.01.16 ビジュアルサーチ テスト 感想

小物部品へのビジュアルサーチングをアルファ1にさせて自らブラスト計画を立てさせた。オーバーラップをさせずに置台と対象ワークを判別することの精度も出てきた。
自己プログラム生成時間は3分程度までになってきた。
図面データ無しとしては、最速である。(株)関東アスコン AI型ブラストロボット
要するに人がプログラムで悩む事も、汚いブラスト作業もしなくてよいのである。
但し、ロボットのお世話は、しなければならない。
昨年キャビネット型のブラスト装置を処分してしまい、私はこの1年間は全くブラストというものを自らの手にノズルを持ってやっていない。
さすがに、仕事とは関係ない錆びた溶接部品などの小物部品くらいは自分の手でやりたいのでパンブラから輸入することにするが、今後も防塵面を被りNo.6ノズル以上を手にしてブラストすることは人生においてほとんど無い。
将来的にはブラスト処理は趣味や手直しとしての工具としては人が使い続けると思うが、毎日連続で処理するものとしてのブラスト処理は人がやることは無くなるといえる。
個人が持っている感覚的な経験はあまり役に立たず、研削材、粗さ値、圧力、ノズルなどのデータが意味を成してくる。早い遅い、上手い下手は全く意味がないのは現在の時点で証明された。むしろ、I/Oやパソコンの処理速度やアルゴリズム、センサーの精度が重要である。但し、以前の自動ブラスト装置でいうところの制御方法とも違うが共有することも多いので電気制御屋と設計屋の需要は高まる。若い人たちは、諦めずに機械設計や電気制御の関係に仕事に就くことを薦める。地味だが必ず将来は安定した収入を得る事ができる。楽な方向に逃げてはいけない。資格も重要だが自らの頭を使い論理的に計算し、結果を導くことが重要で、大学生なら文系理系問わず電気・機械制御屋になることだ。システムエンジニアの事ではないので誤解してはいけない。
今後は工場内ブラスト及び塗装は下請けも含めて変化してくる。野良打ちのブラストも徐々に移行してくる。そもそも現在の時点で本気でブラスト作業者を目指す若者が世界でいるとは思えない。アメリカ以外のヨーロッパ、オーストラリアではすでに屋外ブラスト作業自体が有害な粉塵にさらされるため忌み嫌う作業になっておりやる人がさっぱり集まらないらしい。