高圧ブラスト

2016年7月6日水曜日

世界の屋外現場でのエンジンコンプレッサーからの水対策

海外では、冷凍式エアードライアーを屋外で使うことは皆無です。
今も昔も電気式エアードライアーは故障するのと効率が悪いので
室内以外では使いませんし、一度も見たことはありません。
多少価格は高いが、空気作動式アフタークーラーとレシーバータンクの組み合わせしか
ありません。日本の夏は湿度が高いのと気温が高いので、電気式冷凍式エアードライアーは2~3日は大丈夫でも必ず故障します。屋外に家庭用冷蔵庫を使っているのと同じだからです。

しかし、一番気を付けているのは、まず、周囲温度です。
気温が45度超えると、大抵のコンプレッサーはダウンします。
水も大量に出ます。
昨年の夏は、関東ではスコールが多く、湿度100%、気温35度の日が多く、そのような、実験日には恵まれましたので、繰り返しテストしました。
日本ではかなり、アフタークーラーの能力を上げる必要があることが分かりました。

エアーホースも、熱で溶けて継手が抜けるため
特殊安全継手が必要です。



2.0MPa 800CFM 用
1.0MPa用
390CFM用システム

 1.4MPa 用 750CFM

バラ置き

車載

高圧セパレーター


インガスオールランド 1.03MPa 150PSI 350HP 4年前にシンガポールにて私が海外で手配させた。

特注アフタークーラー


ARS,2年前のラスベガスにて、アフタークーラー必須





世界一のバンエアー イングランド




アメリカ製2Mpa、350馬力用安全継手 絶対に抜けない。



私がフィリピンの造船所で使用したインガスオール 450HP
150PSI

フィリピン スービック 米海軍 払い下げ造船所

水冷アフタークーラー

フィリピン インガスオールランド350HP 150PSI 10台ブラストタンク 20台 アフタークーラー
北欧のトロンハイムにて。デジカメが無い時代だったので、フィルムで撮影した、約20年くらい前の北欧 巨大なアフタークーラーとレシーバータンクが見える。コンプレッサーは高圧、寒かったが、向こうの人は夏だとか言ってた。

これは、約20年前の北欧のスタバンゲルにて。ドイツ製クレムコブラストタンク+シュミットバルブ 水冷式アフタークーラーとベルギー製 0.85MPa 旧型コンプレッサー1968年型 注目は右側写真 地下水を冷却水として垂れ流している。2mくらいの二重管の様な中に放熱板があり、そこに冷え切った地下水を流すだけだ。地下水は豊富だし、何も汚染されないので流しても問題ない。気温が最高でも20度に届く日がほとんどない。彼らは、オリビンサンドという、北欧産の砂を使うので、詰まりやすい。この程度のアフタークーラーでも、#80のオリビンでコンスタントにブラストしてた。