粒度の小さい研削材を使用しているとブラストの混合比が安定しなくなることがある。
装置に原因がある場合と研削材に原因がある場合の2種類がある。
この事をごちゃまぜにすると永遠に答えが出ない。
上記の場合は後者である。試しに加速側の圧力を調整してテストしたが改善は無かった。
かなり弱く、プラハンマーでシュート部に振動を与えていると作業者は調子がいいのでルームから出てこなかった。
雨の日は調子が悪いらしい。
サイクロン選別機の選別限界を少し上げたら少し改善された。
研削材の質にもよるが、非鉄研削材の場合、コストがかかっても仕方ないのだがなるべく粒度選別はしっかりやったほうが良い。
大抵は振動機で解決できる。
注意すべき点は、研削材が粉砕により粒度が小さくなってしまった状態に新品を追加しても流れは改善されない点である。
粒度の低い研削材や剥離した不純物の安息角が違うため、正常な粒度の研削材に対して物理的にブレーキをかけてしまうためである。
簡単にイメージするとパチンコ玉をバケツに半分くらい入っている中に
湿った砂を入れると固まってパチンコ玉は動かなくなる。そこにきれいなパチンコ玉を半分足しても相変わらず動かないし、例え出して混ぜ合わせても結果は同じですべりは良くならない。
ある程度研削材が粉砕し始めた場合は全入れ替えが必要である。