38度の晴天の中、朝から20年来の友人のヤードで
当日、初見の部材を置いといてくれました。
なので、こちらも図面データなしのぶっつけ本番、スタート。
そもそも、何が世界初のテストかと言えば
”ブラストする当日にやって来て、初めてブラストする対象物を確認してその日のうちに撤収する"
という人間の作業者であればたわいもない事なのですが、ロボットを使うときは
かなりのハイスペックが要求されます。
・ロボット自体がプログラム型でないこと
(そんな暇がない。)
・ロボット自体が軽量化されており簡単に可搬できること。
(屋外現場では人手でセットする)
・ロボット自体の原点認識が必要ないこと。
(そんな認識させてるだけで日が暮れる)
・ロボット自体の粉塵・振動・熱対策がされていること。
(人間の作業者は暑さ以外には強い)
ロボットもコンプレッサーもオーバーヒートすることがあるので注意していたが
発生しなかった。
ヤードについたのがam9:20で撤収がpm4;30でお昼は1時間休んだので、ごく普通の現場ブラストであることは間違いない。
ロボット自体は文句は言わないが、人間の付き人が居ないと自分ではブラスト以外何もできないのが短所である。
対象ワーク:船の煙突の船内部分;無機ジンク30μ+有機ジンク40μ→耐熱クロス巻き
高圧元圧1.2Mpa 100Hp ATN:No7ノズル φ11mm
研削材:山川産業 ネオブラスト G1 G2混合 開度4.5 トンプソン型
2019.08.08/ 気温38度
ブラストマン:アルファ1ブラストロボット:オーストラリア・ドイツのハーフ
アルゴリズム:サーフェィスに対してLM法
プロデューサー:(株)関東アスコン
T型にダクトが飛び出ている側も全く問題なく避けながらブラスト処理
お出かけの時の”仕舞のポーズ"で檻に入れる |
専用ケースにロボット及び頭脳部 OCTをアルミケースに入れる。2人で手で運びハイエースにて運搬する。そのままハイエースが現場でコントロール室となる。 |
フォークリフトの上にパレットをいい加減な状態で置いて固定もせずにブラストを開始してもきれいにブラストははできた。 |