ロボット自体の精度や剛性は全て水準が高いが、やはりまだソフトウエア技術が追いついてないのは否めない。日本にはこの関係の技術者が少ないのだろう。全て高水準なのだが、現在のロボットは全て目的に合わせてソフトがカスタマイズなので人間のように例えば、コンビニのバイトを教えてマスターした後に牛丼屋のバイトを教えてその後にブラストの撃ち方を教えてできるようになるような代物ではないのである。牛丼屋のロボットは極めて牛丼を作るのに特化するだけであり接客や会計などは絶対無視なのである。
結論から言えば
現在のところ製品販売されているブラスト処理ロボットにおいてはセーバとシドニー大学チームの自律型ロボットのマッピングジェネレートがブラスト処理には世界一進んでいるのである。ちなみに安川や川重なら更にそれを超えたソフトを組み込めるのであろうが、技術者の数に余裕がない。アメリカにも更にまだたくさんいるのであろうが、協力する会社が無いのである。現在のところブラスト作業をロボットに置き換えるためのコストバランスではまだ人間に作業させておいた方がかなり勝っているのであろう。塗装や溶接ロボットはすでに人間より上に行っている。ただし自動車関係の部品が基本である。毎回、対象物が変わるわけではないという事だ。
産業用ロボットは現在まだ精度と動作速度と検出は人間を超えたが判断の応用と汎用には及んでいない。やはり、特化させなければならないようだ。以前の様な多軸が売り物の時代は終わっているがまだ、”融通”という認識は無い様である。
セーバロボットが現在エアーブラスト処理では唯一の物であることが判明したので安心した。