アジアから乗り継ぎなどを考えると片道20時間近くかかるためアジア人は少なめであるが居たようである。日本人に関しては多分全部で10人未満、テクニカルコンフェレンスと技術委員会議ではテーマが違うため不明であるが同室したのは確認できなかった。
今回は、私も情報に慣れ親しみ過ぎて新しく感じるものは無かったが、やはりアメリカの規模とこの盛り上がり方は群を抜いていると思った。技術発表会については私の見解と離反している内容の物は特になく具体的結果を説明しているものが多いため親しみやすい内容になっていた。外国人は日本人に比べて質問は必ずするので条件の説明が無ければ質問攻めにあっていた。日本で同様の発表があっても誰も質問しないだろう。この辺りが大きく違うが、それでも私が聴いている中では発表者がブラスト条件を記載しない者が多く、質問攻めに会っていた。なぜこの業界の者は国内外においてブラスト条件を記載しない者がいるのか?Sa2.5、SP10では論文記載時に無意味な事がまだ浸透していない。
下記のような会話が行われていました。
(*英語は私が聞いた翻訳なので正確かどうかわかりません)
Q「スチールグリッドはどんなものを使用しました?」
A「?えっ、普通のです」
Q「はぁ?あなたの発表は4種の研削材を使用しているようですが3種まではスラグ、天然物及びホワイトアルミナなので硬度が確定しています。ですからスチールグリッドの粒度・硬度・種類を聞いているのです。今回のあなたの発表は硬度がかなり影響しますので教えてください」
A「覚えていません。」
Q「??、あ~、もういいです。」
A「・・・」
(*Qはスチールグリッドの種類によって硬度の差がありスラグより硬度の高いものと低いものがあることを知っていると思われる質問であり、Aは知らない感じである。)
このように、レベル格差がアメリカにも生じていることは確認できました。
比較して日本の場合は、発表者の間違いに聴衆側が気が付かないことが多いので、指摘を受けず翌年また継続され結果の再現性が無い場合が多いため、そのテストを現場等で行うとうまくいかない事が多発しています。
いずれにしても、正しい素地調整の知識を持とう!教育システムを確立しよう!というスタンスは素晴らしいものに感じました。
展示会場は私の取引先が何社かあるので挨拶と現状の報告等を取り交わしましたが
ざーっと見る程度で終わりにしました。
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