高圧ブラスト

2018年6月6日水曜日

第476話 簡易ルーム用 選別機

基本的にブラストルームを設置する場合機器にはなるべくお金を掛けない方がよい。
集塵機に関しても、風量と静圧だけで見れば安価なものもいくらでもある。
基本的には研削材をスチールグリッドを使用することと、集塵機フィルターをまめに交換することが良い。なのでフィルターの価格と交換しやすさを確認すべきだ。
通常、ブラストルーム本体、工事費以外の機器で1000万円以下で始められるのが理想である。コンプレッサーに関しては、一人当たり最低でも75Kw以上で極力電気式を購入すべきだが、予算的にきつい場合はレンタルも視野に置く。通常ブラストルームの場合5年ほどでペイできればと考える企業が多いが簡易型の場合は1年以内にペイすることが望ましい。ロボットを使用しない限り人件費がかさむためである。理想的な立地条件としては極力、物流がかかっても都心部を離れることが重要だ。塩の多い海岸部も避ける。水はけの悪いところも避ける。土地代を気にせず建屋をできる限り確保できることが最重要である。ブラスト後に雨に濡れてしまっては何の意味もない。塗装機や溶射機も用意してすぐに次工程へ移れるようにする。作業者+エアーブラスト機だけでも利益は確保できるが欲を言えば自動ショツトブラスト処理装置がある方が楽ではある。ただし、国内製は高価なためと、部品の互換性が全くないためメンテナンス性をよく吟味して購入すべきである。
初めのうちはエアーブラスト機のみで仕事をする方がリスクはない。

ホッパーをフォークリフト移動式とした場合

ブラストルームに接続する場合

外壁に置いた場合

簡易ブラストルームの設置例
屋外で設置した場合

回収機と合わせた場合

現行使用している部屋をそのままリニューアルした場合

移動式テントハウスに設置した場合